吉村印刷にとって、校正作業は“生命線”といっていいほど重要な作業です。
お客様や読み手(読者)に正確な製品を届けるため、「校正」を大切にしています。
一言で「校正」といっても、原稿と校正ゲラをつき合わせて、原稿通りになっているかを確認すること、校閲作業で原稿自体の文章等に間違いがないかを確認することなど、多岐にわたります。ときには辞書を引きながら、最近ではネット上の情報にも目を通しながら、確認作業を黙々と行ないます。
印刷会社のなかで、一番目立たないのが「校正」かもしれません。でもこの一見目立たない、文字とにらめっこする作業によって、誤字脱字や作業ミスを発見したり、原稿自体の間違いを発見することができます。一つ一つの文字を追っていくことでしか発見できないので、膨大な時間と労力がかかりますが、この作業が印刷会社の核心部分かも、と思ったりもしています。
いつかのNHKの「プロフェッショナル」でバス運転手さんが「当たり前のことを当たり前にする」のがプロフェッショナルだと仰っていましたが、とても考えさせられる言葉でした。書籍や新聞上での「当たり前」を追求する校正作業の大切さを、今更ながらですが実感しています。