株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

Monthly Archives: 3月 2022

〓「ゲタを履かせる」

〓「ゲタを履かせる」

「活版時代の上皿天秤」で少しふれましたが、贅片を折り取って削った後、つまり活字の天地をひっくり返して見ると、溝になっています。 これを印刷すると、下駄で歩いた跡のように見えるので「ゲタ」と呼ばれていま・・・

印刷のこと2022年3月28日

上製本(ハードカバー本)で自分好みの1冊を

上製本(ハードカバー本)で自分好みの1冊を

本文を別仕立ての厚めの表紙でくるむ上製本(ハードカバー)は、並製本(ソフトカバー)よりも手間がかかり、金額もプラスになりますが、完成後の仕上がりはやっぱり違います。 上製本には角背(背表紙の角が角張っ・・・

製本のこと2022年3月24日

クラークケント-F

クラークケント-F

クラークケント-Fは、白色度の高い非塗工紙に分類される用紙です。 1992年に発売されたクラークケントと紙質はほとんど同じものの、そのリニューアル版として2017年から販売されている比較的新しい種類で・・・

印刷のこと2022年3月17日

「みすゞ百景」 プレ創刊号が完成しました!

「みすゞ百景」 プレ創刊号が完成しました!

このたび、梓書店様の「みすゞ百景」を弊社にて作製させていただきました。 童謡詩人・金子みすゞが山口県長門市の仙崎出身であることは有名ですが、みすゞが生涯にわたって作った512篇の詩すべてが、「下関で暮・・・

印刷のこと2022年3月14日

活版時代の上皿天秤

活版時代の上皿天秤

「上皿天秤(うわさらてんびん)」といえば、粉薬の調合やデジタル化されていないときの正確な重さの計量、学生の頃の理科の実験などを思い浮かべると思います。以前からこの年季の入った上皿天秤が大切に弊社工場に・・・

印刷のこと2022年3月10日

夜間教育79年間の歴史が詰まった『燈影・最終記念号』

夜間教育79年間の歴史が詰まった『燈影・最終記念号』

先日、山口県立下関西高等学校定時制の文芸誌『燈影』の最終記念号を弊社にて作製し、学校へ納品させていただきました。 夜間中学校時代から数えるとおよそ80年におよぶ歴史のなかで、変遷はあったものの60年以・・・

印刷のこと2022年3月7日

夜光珠 閉課程記念号ー下関工科高(関工)定時制73年の歴史

夜光珠 閉課程記念号ー下関工科高(関工)定時制73年の歴史

令和4年3月1日、最後の4年生の卒業をもって山口県立下関工科高校定時制(前下関工業高校定時制)は、およそ73年の長い歴史に幕を下ろすことになりました。定時制の文芸誌「夜光珠」も第54号をもって発行を終・・・

印刷のこと2022年3月3日