オフセット印刷機には、ローラーに送るためのインキをためておく、「インキ壺所」という箇所があります。
インキ壺にはインキを送るためのビスがあり、そのビスの開閉の大きさと、インキ元ローラーの回転量によって、インキの送り量を調整しています。
今回はインキビス内の掃除とメンテナンスを行ないました。
インキビスは、インキ壺の端から端まで番号が振られ、3~4cm間隔で調整できるようになっています。これによりインキが多く必要なところ、インキが少なくていいところの調整をしているので、印刷には欠かせないとても重要な場所です。
印刷時はインキが常に入っているので、掃除をしないと隙間に入ったインキが固まってしまい、ビスの動きが悪くなります。こうなるとインキ量の調整がうまくいかず、印刷面に影響が出る場合があります。
このようなトラブルを避けるためにも、通常時からのメンテナンスが大切です。

↑インキ壺の清掃 固まったグリスなどをとる

↑清掃後、グリスアップを行なう





