印刷・製本にとって大事なのは、紙の揃えです。 印刷工程で刷り上がりの状態を気にかけるのはもちろんですが、製本工程で紙の端を揃えることがその後の製品の出来にかかわってきます。地味な作業ですが、実は重要な・・・
製本のこと2021年4月22日
書籍や冊子に使われる紙として、一般的に広く使われているのが、上質紙とクリーム上質紙です。(上質・クリーム上質は非塗工紙というジャンルになり、塗工紙のジャンルではコートやマットコートがよく使われます) ・・・
印刷のこと2021年2月8日
カラー印刷もモノクロ印刷も印刷を始めるにはまず、紙を断裁する必要があります。 大判(四六判や菊判、A判などの全紙)から荒裁ちをする場合、短い辺を奥に突き当てるようにして、長い辺を切っていくことが多いで・・・
製本のこと2021年1月21日
吉村印刷では、中学校や高校、大学・専門学校などで使用する生活記録ノート、スクールライフ、自主学習ノート、問題集、参考書などの製作を承っています。 コロナ禍で学校の授業がオンラインになったりすると、自主・・・
製本のこと2021年1月18日
先日、関門五行歌会さまからご依頼をいただき、A5判の冊子「ぺんで」を作製し納品しました。 この冊子で紹介されている五行歌とは、短歌や俳句とおなじような短詩型の一つで、「五行で書く」という基本以外は字数・・・
印刷のこと2020年12月21日
伝票の仕上げ方法の一つに平綴じがあります。これは針金で2カ所を綴じ、綴じた部分をクロスで巻くものです。 針金で綴じたそのままでは、ほんのわずかではありますが、製品よりも針金が飛び出ています。 この状態・・・
製本のこと2020年12月7日
この最近、小ロットの冊子印刷・製本が続いています。 写真集や論文、詩集、日記など、あらゆるジャンルの本。 どの製品も発行者や著者、撮影者の熱意を感じながら、要望を最大限取り込み、1冊1冊本としての形を・・・
印刷のこと2020年11月30日
印刷・製本工程では、インキ濃度調整、見当あわせなどの過程で、どうしても製品にすることができない印刷用紙が出てきます。この製品として使えなくなった紙のことを「ヤレ」と呼んでいます。このヤレという言葉、も・・・
印刷のこと2020年11月2日
これは、頁物の丁合に使っていた手作りの受け台です。ダンボールや厚紙を利用して、A4、B5、A5と、仕上寸に合わせたサイズでつくられています。左利き用につくられたものもあります。 机の上に、折った本文を・・・
製本のこと2020年10月26日
KYC(熊本ヤブコギマーズクラブ)様の やぶこぎまあの足音―KYC創立50年記念誌― を作製させていただきました。 1970年代(メンバーの皆さんが20~30代の頃)から始まった山登り、沢登りの活動が・・・
印刷のこと2020年9月17日
印刷が終わった製品は、製本工程に回っていきます。 折った後に締め木で締め、丁合・製本した後、三方を断裁します。 納品前の製品は、梱包して積み上げていきます。 最後に針金綴じ機の写真を1枚。古い機械です・・・
製本のこと2020年8月24日
伝票製本の仕上げ方法に、マーブル巻きがあります。 これは伝票をのりで綴じ、文字通りマーブルと呼ばれる紙で巻いていく製本方法です。 のり付けするマーブルに対して、針金で綴じてクロスを巻く製本方法を“クロ・・・
製本のこと2020年7月27日
先日、全自動紙折り機整備の一環として、駆動部のグリスアップをしました。 定期的にグリスアップを行なっていますが、高速で動く部分だけあって、汚れやすい箇所です。 歯車が噛み合う部分や、手の届きにくい奥の・・・
製本のこと2020年6月25日
吉村印刷でも、昔は自動丁合機がなかったので、人の手で手丁合をしていました。この道具は、伝票の丁合のときに使っていた台です。 机の上に丁合するものを並べ、1枚ずつすくうように取っては、この台に落とし、重・・・
製本のこと2020年6月11日
今年3月、たくさんの地域の方々に惜しまれながら147年の歴史に幕を閉じた、豊北町阿川の下関市立阿川小学校。その閉校記念行事の過程で、閉校記念誌を作製させていただきました。 昨年の夏頃から撮影・デザイン・・・
印刷のこと2020年5月25日
無線綴じ製本には、大きく分けて2つの方法があります。アジロ綴じと無線綴じです。 どちらも、綴じる背の部分にホットメルト(熱熔融型接着剤)と呼ばれる接着剤を塗布して製本します。できあがった製品の見た目に・・・
製本のこと2020年4月27日
3月(弥生)も後半戦に入りました。工場内では年度末の製品を急ピッチで仕上げているところですが、続いて新年度4月用の生活記録ノート関係が流れています。 中学校の生徒さんたちが日々使うノートなので、表紙は・・・
製本のこと2020年3月16日