株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

製本のこと
伝票製本ークロス巻きの作業風景

伝票製本ークロス巻きの作業風景

今回は、伝票を作る工程の一部を紹介します。 作製する伝票の仕様は、「B6判、3枚複写(ノーカーボン紙 上紙40・中紙40・下紙80)、印刷(上紙:片面1Cスミ、中紙:片面1C金赤、下紙:片面2Cスミ+・・・

製本のこと2022年10月31日

“安く本を作りたい”のご希望に印刷会社がお応えします!

“安く本を作りたい”のご希望に印刷会社がお応えします!

弊社では、「自分史を形にして残したい」「地域の歴史を本にまとめたい」とのお声をいただき、自費出版のお手伝いをさせていただくことが多くあります。ご自分でまとめてこられた日記や資料などを印刷・製本されたり・・・

印刷のこと2022年10月24日

製本の難しさと奥深さ

製本の難しさと奥深さ

折り機などの機械を操作しているとき、思わぬところでつまづくことがあります。考えられる仮説をたててみて、「こうじゃないか?」と調整してみるもののうまくいかず、予備の紙も少なくなり、焦れば焦るほど時間だけ・・・

製本のこと2022年10月11日

紙の端切れでステキな手作り交換日記帳

紙の端切れでステキな手作り交換日記帳

今月の上旬、県外にお住まいのCさんから「紙の端切れで子どもと交換日記を作成したいのですが…」とお問い合わせをいただきました。また、“製本が初めてなのでプロのコツも教えてもらえたら嬉しい”とのことでした・・・

製本のこと2022年9月16日

仕事のなかでしか掴めない感覚

仕事のなかでしか掴めない感覚

製本作業に関わりはじめた頃、なぜ? どうして? と疑問に思うことが多々ありました。 それまで紙を扱ったことがなかったこともあり、初歩的なことでさえも分からないことだらけ。それだけに、この頃はよく言われ・・・

製本のこと2022年9月5日

製本機械の整備ー自動丁合機

製本機械の整備ー自動丁合機

先日、製本に欠かせない自動丁合機の給紙部分のゴムが切れていたので、新しい部品を注文し、取り付け直しました。 通常は開けないところのカバーを外してみると……。 カバーの中はエアーの通り道のため、印刷物に・・・

製本のこと2022年8月4日

貴重な上製本の修正

貴重な上製本の修正

このたび、貴重な本の修正を行ないました。 外側から見るとよさげな感じです。 しかし、実際に本を見ると、背の部分が本身からはずれています。 表紙と見返しはしっかりついていますが、糸が切れたために本文の一・・・

製本のこと2022年7月4日

断裁機の刃を受け止めるーカッテングステック

断裁機の刃を受け止めるーカッテングステック

印刷会社では、一度に大量の紙を断裁機で断裁します。紙の種類によっては一人で持ち上げるだけでも大変な紙もありますが、全紙(用紙規格における最大サイズ)を500枚や1000枚ずつ「バサッ」と切ってしまうの・・・

製本のこと2022年6月30日

製品ごとに違う「面付け」段階での対策

製品ごとに違う「面付け」段階での対策

冊子を製本するとき、一つ一つの製品ごとにサイズ、紙質、綴じ方、デザインなどが変わるので、その都度適切な対策をとる必要があります。そのなかでも、見開きのページ全面を使って断ち落としのレイアウト(塗り足し・・・

印刷のこと2022年6月16日

印刷会社ですが、穴あけ加工もやっています

印刷会社ですが、穴あけ加工もやっています

各種帳票類や業務日報などをファイリングしたいときに必要な穴あけ作業。ご家庭や会社にある身近な物でいうと、穴あけパンチなどがありますよね。 普段使いにとても便利な道具ですが、穴あけパンチではたくさんの紙・・・

製本のこと2022年5月2日

ミシン目加工

ミシン目加工

伝票などの帳票類や各種チケットをはじめ、中学生が学校で使う生活ノートの見学届けなどにも使われるミシン目加工。普段の生活のなかで何気なく使っているミシン目ですが、どのようにして正確な位置に入れているのか・・・

製本のこと2022年4月14日

中綴じ製本の断裁

中綴じ製本の断裁

製本方法によって、仕上げる際に気を遣うところは微妙に異なってきます。 例えば、中綴じ製本。背を針金で綴じて製本するので、頁数が少ない製品に向いています。 綴じる側が厚みが高くなるので、まっすぐに積み重・・・

製本のこと2022年4月11日

上製本(ハードカバー本)で自分好みの1冊を

上製本(ハードカバー本)で自分好みの1冊を

本文を別仕立ての厚めの表紙でくるむ上製本(ハードカバー)は、並製本(ソフトカバー)よりも手間がかかり、金額もプラスになりますが、完成後の仕上がりはやっぱり違います。 上製本には角背(背表紙の角が角張っ・・・

製本のこと2022年3月24日

「みすゞ百景」 プレ創刊号が完成しました!

「みすゞ百景」 プレ創刊号が完成しました!

このたび、梓書店様の「みすゞ百景」を弊社にて作製させていただきました。 童謡詩人・金子みすゞが山口県長門市の仙崎出身であることは有名ですが、みすゞが生涯にわたって作った512篇の詩すべてが、「下関で暮・・・

印刷のこと2022年3月14日

夜間教育79年間の歴史が詰まった『燈影・最終記念号』

夜間教育79年間の歴史が詰まった『燈影・最終記念号』

先日、山口県立下関西高等学校定時制の文芸誌『燈影』の最終記念号を弊社にて作製し、学校へ納品させていただきました。 夜間中学校時代から数えるとおよそ80年におよぶ歴史のなかで、変遷はあったものの60年以・・・

印刷のこと2022年3月7日

夜光珠 閉課程記念号ー下関工科高(関工)定時制73年の歴史

夜光珠 閉課程記念号ー下関工科高(関工)定時制73年の歴史

令和4年3月1日、最後の4年生の卒業をもって山口県立下関工科高校定時制(前下関工業高校定時制)は、およそ73年の長い歴史に幕を下ろすことになりました。定時制の文芸誌「夜光珠」も第54号をもって発行を終・・・

印刷のこと2022年3月3日

製本に不可欠な紙折り機の掃除

製本に不可欠な紙折り機の掃除

仕事の合間をぬって自動紙折り機の整備。 短時間ですが、作業中にたまっていくパウダー(先日のブログで触れた印刷中に吹き付ける白い粉)を払いました。 エアーを吹きかけると、白いもやもやが舞い上がります。印・・・

製本のこと2022年2月7日

断裁作業で気づいたこと

断裁作業で気づいたこと

今回は、断裁作業について改めて気づいたことを紹介します。 普段は印刷部で仕事をしていますが、先日仕上げ(製本)作業の応援で断裁をすることがあり、チラシの仕上げ断ちをやることに。 仕上げ寸法にあわせて線・・・

製本のこと2022年1月24日

針金綴じ機ーくせとりコロの役割

針金綴じ機ーくせとりコロの役割

これは、自動針金綴じ機の針金のねじれをのばす、くせとりコロと呼ばれる部品です。 機械にセットする針金は下の写真のようにグルグルに巻かれた状態ですが、一度何かの拍子に絡まってしまうと元に戻すのが大変なの・・・

製本のこと2022年1月11日

全紙が浮く? 断裁機のエアーの威力がすごい

全紙が浮く? 断裁機のエアーの威力がすごい

製本作業のなかでは、目立たないけど大きな役割がある、そんな製本機械の機能がたくさんあります。今回は、断裁機のエアーについてふれてみます。 下の写真は断裁機の紙を置く台(テーブル)です。正確な断裁作業を・・・

製本のこと2021年12月23日