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筥崎宮の玉取祭


1月3日に、初詣をするため、福岡県福岡市東区箱崎の筥崎宮へ行ってきました。

筥崎宮(筥崎八幡宮)は、石清水八幡宮(京都府八幡市)、宇佐神宮(大分県宇佐市)とともに日本三大八幡宮とされている場所で、境内には本殿や拝殿、桜門など重要文化財に指定されている箇所がいくつもありました。

扁額(建物や門、鳥居などの高い位置に掲出される額)には「敵国降伏」という文字が掲げられていますが、調べてみると、元寇の際に亀山上皇が「敵国降伏」を祈願して掲げ、以来海上交通、海外防護の神として信仰されているようです。


この日は、玉取祭(玉せせり)という神事が行われていました。
起源は定かではないものの、約500年も前の室町時代から催されている伝統行事ということで、たくさんの人が集まり賑わっていました。

浜側と陸側に分かれて、幸運を授けるといわれる木製の玉を奪い合い、陸側が上げれば豊作、浜側が上げれば豊漁という一年の吉凶を占う年占いの意味合いも持つ玉取祭。天気に恵まれたとはいえ、寒空の下、締め込み姿の男性達が勢い水を浴びながら玉を奪い合う、お正月から威勢のいい神事でした。
 
神事のあとは本殿を参拝し、今年も健康で過ごせるよう祈願しました。


ちょうど見頃を迎えた冬ぼたんが咲いている「回遊式日本庭園 花庭園」を散歩したり、築100年以上にもなるという古民家の「自然薯料理店 筥崎とろろ」で食事したりと、箱崎の街を堪能した1日でした。

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