株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

本のつくりかた Ⅵ 書籍・冊子の製本について


印刷が終わると、いよいよ書籍・冊子に仕上げていきます。

折り加工

印刷した紙を折り機で折っていきます。折られた用紙は折丁と呼ばれ、1台または1折というように数えます。

丁合加工

全ページの折丁が完成すると、次は第1折から最後の折丁まで、ページの順に重ねて集めていきます。この作業を丁合といいます。一昔前までは手で1枚ずつ丁合していましたが、今は機械で丁合作業をおこなっています。

折り、丁合、綴じ加工までが機械化されたことによって、効率よく、早く製品を作ることができるようになりました。

印刷所では、ページの抜け(落丁)、ページの入れ替わり(乱丁)を防ぐために、折丁の背に品名、何折かを示す背丁、小さい記号の背標を入れこんでいます。背標は丁合が正しくとれるときれいに階段状に並びます。


綴じ加工

丁合を終えたら、綴じです。綴じの方法はどのような本をつくるのかによって、変わってきます。

製本方法には「上製本」と「並製本」があります。https://www.yoshimurainsatu.co.jp/service/shurui.php

見返しがある場合には見返しにのりを入れ、カバーかけ、しおり入れなど、要望に応じて加工をおこなっていきます。

印刷所では美しい製品に仕上げるため、余白(どぶ)をつくって印刷しています。この余白を最後に仕上げ裁ちして、書籍・冊子が完成になります。https://www.yoshimurainsatu.co.jp/order/nouhin.php

このように多くの人の手を通って本が作られ、お客様のもとに届けられます。
さらにさかのぼると、それ以前の紙やインキなどの作製・運搬に様々な人達が携わって、1冊の本が出来上がっています。

私たちは、お客様が満足するものを届けるため、1冊1冊の本を丁寧に作ることを心がけています。

本づくりの裏側、いかがだったでしょうか。

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