株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

印刷用語の意味と由来 Ⅰ

印刷会社の作業や受発注の際に飛び交っている多くの印刷用語。
カタカナが多く分かりにくいため、お客さまから「何のこと?」という顔をされることもしばしばあります。
今回はこの印刷用語の数々について、そもそもどんな意味なのか、どのような由来からそう呼ばれるようになったのか、調べてみました。(数が多いため、何度かに分けて書いていきます)

■ノンブル:書籍につけるページ番号のこと。ノンブルはフランス語で、英語の「ナンバー」にあたります。

■ルビ:漢字につけるふりがなのこと。日本の活版印刷でルビ文字に7号活字を使用していたことと、当時イギリスが活字のサイズごとに宝石の名前を付けて呼んでいたことから由来しています。イギリスでは5.5pt活字のことをルビー(ruby)と呼んでいました。日本の7号活字をポイントに換算すると5.2ptであり、サイズが近いことから「ルビ」というようになったそうです。

■ゲラ:ゲラ刷りの略。印刷所で刷られる試し刷りのこと。また活字組版のときに使用される木製の浅い箱。語源は英語の「galley」(ガレー船)。この木箱がガレー船に似ており、「ギャリー」部分が訛って「ゲラ」になったようです。

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