株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

封筒印刷のちょっとしたこだわり

封筒印刷(オフセット印刷)は、会社名や住所などを入れて印刷することが多いため、何かと気を付けることが多いです。

特に気を付けていることはゴミ(ヒッキー)のり。印刷の際、ベタ部分に白いゴミのようなものがのってしまうアレです。紙粉やインキの乾燥被膜などがインキに混じって印刷されてしまうのですが、これをいかに無くすかが勝負になります。印刷中は検紙をしながら印刷面を凝視し、少しでも不良品があればすぐに解決するようにしています。

封筒の種類は、表面がザラっとしているものからツルツルしているものまで様々あります。そのなかでも、インキがのりにくいものがあったり、擦れるとすぐ裏写りしてしまうものがあったりするので、それぞれの特徴をつかんで印刷を行ないます。

また水とインキのバランスで刷り上がりが変わってくるので、版面をよく確認し、常にバランスを保つよう版面の水のてかり具合をチェックしています。

封筒(和封筒)には、センター貼り、スミ貼り(封筒メーカーによってヨコ貼り、L貼り、サイドシームなどとも呼ばれます)があります。


センター貼りもスミ貼りも製袋するときにのりで貼り合わせてあるため、2~3枚重なる部分が必ず出てきます。

印刷するときは既に製袋されたものに印刷することが多いのですが、重なり部分に印刷面がきた場合、段差によってきれいに印刷できないことがあります。特にベタや細い文字がきた場合はムラが目立つので、印圧をかけてきれいに印刷するようにしています。

たかが封筒、されど封筒。封筒は名刺と同じように相手が受け取ったときに与える第一印象が大事だと思います。だからこそ、一つ一つの封筒を丁寧に印刷しお客様に届けることを今後も大事にしていきたいです。

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