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「みすゞ百景」 プレ創刊号が完成しました!


このたび、梓書店様の「みすゞ百景」を弊社にて作製させていただきました。

童謡詩人・金子みすゞが山口県長門市の仙崎出身であることは有名ですが、みすゞが生涯にわたって作った512篇の詩すべてが、「下関で暮らした時期に創作されたもの」だと知る人は少ないのではないでしょうか。

3月10日は金子みすゞの命日にあたり、今年も3月6日(日)に唐戸銀天街の中にある詩碑の前で、みすゞを偲んで菜の花の献花や詩の朗読が行われたと聞きました。

2030年の没後100周年を前に、“下関の金子みすゞ”を復活させ、市民をはじめ全国のファンの皆さんにも知っていただき、顕彰を広げようと、このほど市民有志で企画され、タウン誌『みすゞ百景』(年4回発行)の創刊にいたったそうです。

プレ創刊号(春号)には、金子みすゞの詩7篇とともに、下関の歴史研究家・故前田博司さん著作の「金子みすゞの下関」が掲載され、下関とのゆかりや当時の歴史も紹介されています。


また、若い人たちに届けたいという思いから、表紙はとてもかわいらしくデザインされ、表紙裏の「唐戸散策MAP」には唐戸周辺のカフェや飲食店・商店とともに、金子みすゞに関する詩碑や歴史的建造物なども記載されていて、金子みすゞゆかりの地巡りにはうってつけのアイテムにもなっています。

以下、梓書店様からいただいたメッセージをご紹介します。

はじめまして、田中絹代ぶんか館の斜め向かいにある梓書店です。
書店の前の通りを眺めながら、“きっとみすゞは、毎日お弁当を下げてこの道を商品館へ通ったんだろうな…”と想像していました。なのでいずれはこの道を“みすゞロード”と名付けて、全国のみすゞファンの方々や、まだみすゞを知らない若い人たちにも、下関と金子みすゞのゆかりを知って身近に感じてもらえるような道にできたら…と勝手に夢を持っています。
ご縁をいただき、この度『みすゞ百景』(年4回発行)を創刊させていただくことになりました。できたてほやほやの『みすゞ百景・プレ創刊号』を持って唐戸地区を回ってみると、多くの商店主さんが快くお店に置いてくださいました。
『みすゞ百景』の名前のとおり、いろんな方がこの取り組みに参画して、 みすゞがここ下関で詩作をおこなっていたことをより多くの人に伝えていくきっかけになればと思っています。

お問合せは ㈲梓書店 TEL083-232-4100 へお願いします。

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