株式会社吉村印刷

印刷を楽しむブログ

顔料インクと染料インク


インクジェットプリンタのインクカートリッジのパッケージに、記載されているこの「顔料」インクの文字。インクの種類には大きく分けて「顔料」と「染料」があり、それぞれの特性があります。

一般的には、水や溶剤に溶ける着色剤が染料、溶けないものが顔料だといわれています。使用用途として見てみると、顔料は日本画や油絵など絵画用の画材に使われることが多く、反対に染料はその名の通り繊維を染めたりする用途に使われるそうです。

よくいわれる特徴は、染料インクは色が褪せやすく、水にも弱い一方、顔料インクは耐光性、耐水性に優れているということです。

弊社で使っているインクジェットプリンタにも、顔料インクと染料インクの両方があり、封筒を印刷したりするときには、郵送の際の水濡れを考慮して「顔料インクの方がいいよね」という話になったりします。必ずしも“使い分ける”というほどではないですが、特性を知って作業するのと知らないで作業するのとでは違いがありますよね。

また色が褪せにくいという点から、長期に保存しておきたい書類などには、顔料インクの方が適しているともいわれます。それぞれの特性を理解した上で、プリンタの機種選びをするとまた違った楽しみがあるかもしれません。

ちなみに余談ですが、インクジェットプリンタのランニングコストを抑える方法として、キヤノンのGIGAタンクシリーズを活用するのもオススメです。気になった方はぜひ調べてみてください。

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